東京都水道歴史館
東京都水道歴史館は東京都水道局が展示をしている資料館です。
江戸時代の上水道の歴史から近代の水道の歴史までを模型や映像、発掘された実物を展示してわかりやすく伝えています。

場所は御茶ノ水駅、水道橋駅から徒歩8分くらいです。
少しわかりにくいのでgoogle mapなどでみながら行くとよいでしょう。

2階には江戸時代の上水道の歴史や様子が展示されています。
江戸時代にすでに木製の上水道というものが整備されていたのですね。
この資料館で見るまでは江戸の町に水道管が地下を走っているなんて思いもよりませんでした。
当時の配管の工夫や漏水を防ぐ工夫などが模型や実物でわかりやすく展示されています。


井戸端会議とよく言いますが、なるほど江戸時代、明治時代の井戸端会議はこんなところで行われていたのでしょうね。


1階は近代の水道の歴史が展示されています。
江戸時代の木樋による上水が町の発展や、木樋の腐朽で水質が悪化するところから水道の近代化が始まりました。
蛇口をひねれば当たり前のように飲料水が手に入ると思っていますが、それまでの歴史を俯瞰できる資料館です。

この東京都水道歴史館は、無料で参観できます。
音声ガイダンスを借りることができたり、5名以上の団体で参観するときにはアテンダントに案内していただくこともできます。(事前申し込み必要。)
3階にはライブラリーがあり、ビデオや資料を閲覧したり借りたりができます。
上水に関する史料講座なども開催されています。
資料や展示がしっかりしていて、興味深い内容が多いので小学生の自由研究や中学、高校の研究発表などにも使えるのではないでしょうか。
アクセス
JR中央線、総武線、地下鉄丸ノ内線の御茶ノ水駅から徒歩約8分。
地下鉄千代田線の新御茶ノ水駅から徒歩約8分。
JR総武線、地下鉄都営三田線の水道橋駅から徒歩約8分。
地下鉄丸ノ内線、都営大江戸線の本郷三丁目駅から徒歩約8分。
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