六義園

庭園

六義園

六義園はJR山手線の駒込駅の旧古河庭園と反対側にある日本庭園です。
旧古河庭園が洋風と和風の混在した庭園に対して、六義園は純和風の庭園です。
旧古河庭園とセットのチケットを利用すると割引きが受けられます。

六義園は1702年武州川越藩主柳沢出羽守吉保が建造した庭園で、江戸の大名庭園で現存するなかでも日本で屈指の名園です。
吉保が没したあと荒れる一方であったものを明治時代に藤堂、安藤、前田の邸宅、岩崎弥太郎氏の別邸として使われるようになり、整備されて今のように美しさを取り戻しました。
昭和13年に岩崎氏から東京市に寄贈されました。

六義園は季節によりさまざまな草木の風景をたのしませてくれます。
写真のしだれ桜の大木は春には美しい姿を見せてくれます。

六義園には2つの有料の茶室があります。
宜春亭と心泉亭です。
2つの茶室の中には入ることができませんでしたが、それぞれの茶室は遊歩道から離れていて、独立した庭が備えられているように配慮されています。
このようなところでお茶を楽しむのは優雅な時間だろうなと感じられます。

茶室 宜春亭
茶室 心泉亭

入り口の近くにある休憩所ではうどんなどの軽食をたべることができます。
六義園オリジナルのポストカードなども売られています。

庭園の奥には滝見茶屋という四阿(あずまや)があります。

滝見茶屋からは木々の間にある滝を見ることができます。
この滝は井戸水が源泉です。

滝見茶屋から滝の反対をみると風情のある橋がかかっています。
外国の方が橋の上でポーズをとって、たくさん写真を撮っていました。

滝見茶屋から離れ遊歩道にでて眺めると、吹上茶屋、臥龍石(がりょうせき)、蓬莱島(ほうらいじま)などが一望でき素晴らしい光景です。
遠くに見えるビルが見えなければ、東京にいるとは思えない風景です。

藤代峠

急な石段を登らないといけませんが、ぜひ藤代峠を登ってみるとよいです。
峠の上からは六義園の庭園を一望できます。
都内でこんな素晴らしい景色を楽しめるのは贅沢ですね。

藤代峠を登ると視界が開けます。

吹上茶屋

庭園の中心には茶屋があります。
吹上茶屋と言います。

六義園 吹上茶屋

池に面した吹上茶屋では抹茶や上生菓子を楽しむことができます。

吹上茶屋からは美しい池を眺めることができます。
季節ごとに変わる草木をゆっくり楽しむのはいかがでしょうか?

アクセス

JR山手線と東京メトロ南北線の駒込駅から徒歩7分。
旧古河庭園とは駅の反対側です。
都営地下鉄三田線の千石駅から徒歩10分。

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